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許さなくてもいいんだね

1年以上、お話を聴かせていただいているお客様がいます。

カウンセリングの仕事ではないのですが、毎月お支払いに見えるときにお話しを聴きます。

彼は、お母さんの介護をしています。

お母さんは病院に入院されているのですが、彼のちょっとした行動が発端となった病院とのトラブルに巻き込まれ、転院を余儀なくされました。
一方的に面会も禁止されてしまい、寝たきりのお母さんに面会もできず我慢して過ごした1年半があります。

その間ずっとお話しをお聴きしていました。

お母さんの転院も無事に済み、以前の暮らしを取り戻したお母さんと彼。

ほっと一息ついたと思ったら、今までの病院に対してじわじわと怒りがこみ上げてきたのだそうです。

へ理屈を押し付けられながらも、お母さんのことを思いじっと我慢してきたが、自分が悪いわけではないのに苦痛を強いられて、転院しても上から目線のその病院をどうしても許せないのだそうです。

ただ、自分が落ち着いたら許さなくてはいけないのかなと思えたそうですが、やっぱり許せないと、葛藤していました。

無理に許さなくてもいいのでは?と伝えると、「許さなくてもいいの?」というので、「許さないということにとらわれて生きていくのはよくないけれど、とらわれていないで生きれるなら、それはそれとして無理に変える必要はあるの?」「ない」「じゃあそれでもOKでは?」

という話で終わりました。
「そうか、許さなくてもいいんだ」といいながら彼はかえって行きました。

いつか許せる日が来るかもしれないから、しばらくそっと手で持っていてね。
許せない自分のことを許してあげましょうね。

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